“アネモネ”に込めた代表弁護士の想いを、皆様にお伝えします。
ロゴにもあしらわれたアネモネの花の凜とした姿は、アネモネ・ブランドそのものであり、アネモネ法律事務所の設立理念を象徴しています。
「風の花」の名を持つ美しい花。――アネモネには、神話に彩られた多くの花言葉が冠せられています。その中に、ひときわ輝く“真実”と“希望”の二語。
この二つの言葉とアネモネの花のたおやかさに魅せられて、『アネモネ法律事務所』は生まれました。
誰しもが持つ自分だけの真実があります。
けれども、ただ黙っていれば、真実はこの世界から失われてしまいます。
そこに真実があるなら、必ず希望もあります。
そして、真実が見出されることこそ、正義です。
どうすれば良いのか分からない時、進むべき道に迷った今こそ、
“真実”に“希望”をつなぎましょう。
“真実”を“希望”の灯として、最初の一歩を踏み出しましょう。
そして、「あなたの真実」を、「わたしたちの希望」に変えましょう。
アネモネが、代表弁護士が、全力であなたのお手伝いをします。
アネモネ法律事務所が目指すのは、ひとりひとりの人生に、事業に、夢に、いつも寄り添って、法律の力でエールを贈り続ける存在、そんな『あなたの弁護士』になることです。
これから出会う依頼者の皆様ひとりひとりに向けて、心を込めて、次の言葉を贈ります。
「 わたしが『あなたの弁護士』になります。
だから、大丈夫です。
さぁ、一緒に笑いましょう! 」
アネモネ(英 anemone)は、ギリシャ語で「アネモス(風)の花」という意味です。
イギリスでも“windflower”(風の花)と呼ばれています。
ギリシャ語のアネモス(anemos:風)は、後にラテン語に取り入れられてアニマ(anima:生命、息、心、魂)という言葉になり、アニマ(anima)はまた、アニムス(animus:意志)の語源となりました。
アネモネは、意志と生命の風を吹き込まれた特別な花なのです。
人間を『生への意志』とみなしたアルトゥール・ショーペンハウエルは、アネモネの花のことを「人間のまなざし」と表現しています。
アネモネ(風の花)の誕生は、ギリシャ神話に描かれています。
美の女神アフロディーテと、冥府の王であるハデスの妻ペルセポネから同時に愛されたのが、美しい少年アドニスでした。
アドニスを奪い合って女神同士の争い(女の闘い)が起きた結果、神々の世界の裁判が開かれます。
その結果、「アドニスは、1年の3分の1をアフロディーテと過ごし、もう3分の1をペルセポネと過ごし、残りの3分の1を好きに過ごしてよい」という“判決”が下されたのです。
ところが、アドニスは、自分のための残りの3分の1もアフロディーテに与え、共に過ごします。
神々の裁判では無視された少年の心、アドニスの真実の愛は、アフロディーテだけに向けられていたのです。
けれども、アドニスとアフロディーテの愛は、はかなく終わりを告げます。
アドニスは、アフロディーテが心配して引き止めるのも聞かず、狩りに夢中となり、ある日、仕留め損ねた野猪に突き殺されてしまったのです。
アドニスの死を知ったアフロディーテは、自ら衣を引き裂き、白い胸をかきむしってむごたらしい傷をつけるほどに悲しみました。
アフロディーテは、アドニスとの思い出が永遠に美しく生き続けることを望みました。そして、嘆きの涙と不死の甘露をアドニスの血に染まった大地に注ぐと、そこに柘榴のような真紅のアネモネの花が生まれました。
アネモネは、アドニスの真実の想いを受けたアフロディーテが、深い悲しみを美しい希望の姿に変えることで生まれた花なのです。
以来、アネモネは、春の風の息吹を受けて美しく花開き、その愛の姿を示すと、たちまちのうちに過ぎゆく風の中に散ってしまう、はかない「風(アネモス)の花」となりました。
ローマ神話では、アネモネは美しい女性の名です。
花の女神フローラの侍女である妖精アネモネは、フローラの夫、西風の神ゼフィロスと恋に落ちます。
しかし、あるときフローラは、アネモネの育てる花だけが、ほかの花よりも早く咲くことに気付きます。暖かい春の風を運ぶゼフィロスの愛を、常に受けていたからです。
フローラの嫉妬と怒りにより、アネモネは神々の花園から遠く追放され、悲嘆の中で妖精の力を失って倒れます。
それでもアネモネへの愛を失わなかったゼフィロスは、アネモネを美しい花の姿に変え、永遠に、早春の優しい風で可憐な花をかすかに揺らしながら、彼女への愛をささやき続けることを誓ったのです。
新約聖書のイエスによる『山上の垂訓』には、こうあります。
「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」(マタイによる福音書 第6章28~29節)
イエスが指し示した「野の花」とは、ガリラヤの地に自生するアネモネの花であったと考えられています。
十字架にかけられたイエスの血によって、はじめてパレスチナに緋色のアネモネが生まれたという伝説もあります。
そのため、アネモネは“easter flower”とも呼ばれ、復活祭には欠かせない花となっています。
アネモネにはたくさんの花言葉があり、その由来の多くは、こうした神話や伝説に基づいています。
たとえば、「はかない恋」、「君を愛する」、「無実の犠牲」、「恋の苦しみ」、「無邪気」、「清浄無垢」、「辛抱」、「期待」、「信じて待つ」、「復活」、「永遠の命」、……そして、「真実」と「希望」。
神々の裁判では実現されることのなかった、アドニスの真実の想い。
悲哀をアネモネの花の美しさに変えたアフロディーテの希望。
神々の世界よりもずっとはかないこの人の世界で、しかも、人の世界の中で最も冷徹で残酷な司法と裁判の世界で、それでも、誰かのために“真実”と“希望”を追いかけてみたい。
そうすることで、人生をかけて“正義”の意味を探し求めていきたい。
――『アネモネ』には、そんな代表弁護士の想いが込められています。
※神話や伝説には、ここに紹介した以外にも数々の異説があります。また、様々な色と姿を持つアネモネは花言葉も多いため、花の色ごとに分類して解釈されることもあります。その場合、「真実」と「希望」の花言葉は、特に「白いアネモネ」に結びつけられているようです。アネモネ公式サイトのTOPバナーに「白いアネモネ」が選ばれているのは、そのためです。